ハミルトンが通算50勝目、総合優勝の可能性残す 米国GP
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【10月24日 AFP】16F1第18戦米国GP(United States Grand Prix)は23日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールトゥウィンで通算50勝目となる6戦ぶりの優勝を果たし、自身4度目の総合優勝に向けて望みを残した。
ポールポジションからスタートし、現在総合首位に立つチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を約5秒差の2位に抑えてフィニッシュしたハミルトンはレース後、「ここは、僕にとって常に良い猟場だし、米国にいることが大好きだ。今週のチームの努力を誇りに思う」と語った。
レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が3位、通算4度世界王者に輝いたフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が4位に続いた。ベッテルのチームメートであるキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は、リアホイールがしっかりと装着されないまま、ピットを離れると、そのままリタイアを余儀なくされた。
またリカルドの同僚マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)もマシントラブルでリタイアし、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が5位に入った。チームメートのジェンソン・バトン(Jenson Button)は9位だった。
この日の結果、ハミルトンはドライバー選手権で首位を走るロズベルグとの差を33ポイントから26ポイントへ縮めたが、仮に残る3レースを制したとしても、ロズベルグが各レースを2位で終えた場合は、逆転することができない。今季7勝目を挙げたハミルトンは、7月のドイツGP(German Grand Prix 2016)以降は優勝から遠ざかり、ロズベルグに流れを握られていた。(c)AFP