デルポトロが約3年ぶりのツアー優勝、度重なる故障から復活 ストックホルム・オープン
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【10月24日 AFP】男子テニス、ストックホルム・オープン(If Stockholm Open 2016)は23日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が大会第6シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)を7-5、6-1で破り、およそ3年ぶりとなるツアー優勝を果たした。
2009年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2009)覇者のデルポトロは試合後、「過去2年間は自分の問題(故障)を解決することに取り組み、キャリアのこのタイミングで優勝できるとは思っていなかった。ここでトロフィーを獲得できてとてもうれしい。未来に期待する上でも、モチベーションになる」と語った。
度重なる手首のけがに苦しみ、一時は引退の危機を迎えた28歳のデルポトロは、8月のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得したが、ツアーレベルでの決勝進出は、2014年1月のアピア国際(2014 Apia International Sydney Tennis Tournament)にまでさかのぼる。デルポトロは同大会で、地元オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)を下して優勝していた。
現在世界ランキング63位のデルポトロは、2014年、2015年シーズンは計6大会しか出場していないが、徐々に元世界4位の実力を取り戻し始めている。今年の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)準決勝では英国のアンディ・マレー(Andy Murray)に勝利してアルゼンチンを決勝の舞台へ導き、来月行われるクロアチアとの大一番で、母国初の同大会制覇を目指す。(c)AFP