【10月23日 AFP】スウェーデンのイサベラ・ロウィン(Isabella Lovin)国際開発協力相は22日、ガソリンや軽油を燃料とする自動車を2030年から販売禁止とするよう、欧州連合(EU)に求める姿勢を表明した。

 緑の党(Green Party)のロウィン氏は日刊紙アフトンブラデッド(Aftonbladet)に対し、ドイツ連邦参議院(上院)が先日採択した決議を歓迎する考えを示した。決議は、30年までに温室効果ガスを排出しない車への切り替えをEUに促す内容で、法的拘束力はない。

 これについてロウィン氏は「実に興味深い提案だ。これを実現するには、EU全体が協調して(温室効果ガスを排出する)車の販売禁止を施行する必要がある」と語った。その上で、「環境問題を担当している閣僚としては、化石燃料で走る車を歴史のごみ箱に捨てる以外に方法はないように思う」と付け加えた。

 スウェーデン政府は40年までに電力の全てを再生可能エネルギーで調達する目標を掲げている。(c)AFP