ロンドンの空港で催涙ガスか、27人が体調不良 一時閉鎖
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【10月22日 AFP】英ロンドン(London)のロンドン・シティー空港(London City Airport)で21日、「化学物質のインシデント」が発生して旅行者27人が体調不良を訴えた。乗客や職員約500人が避難する騒ぎとなり、空港は一時閉鎖された。
同空港はロンドンの市街地に最も近い空港。最初の通報から約3時間後に営業を再開した。ロンドン警視庁(Scotland Yard)は、空港を捜索したところ「CS(催涙剤)ガス、あるいはスプレーが発見された」と述べ、「原因はまだ確認できていないが、(催涙剤が)この容器から噴出したのかどうか捜査を進めている」と付け加えた。
また同警視庁は「チェックイン前に乗客がこの容器を捨てた可能性があるか捜査員が調べている」「今のところ逮捕者は出ておらず捜査は続行されている」と述べた。
ロンドン救急サービス(London Ambulance Service)によると、体調を崩した2人が病院に搬送され、呼吸困難を訴えた25人が現場で手当てを受けた。(c)AFP/Antoine BOUTHIER