フィギュアGPシリーズが開幕、平昌五輪にらみしのぎ削る
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【10月20日 AFP】16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズは21日、米シカゴ(Chicago)で開催されるスケート・アメリカ(Progressive Skate America 2016)で開幕を迎える。
男子シングルではソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)、女子シングルでは世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2016)覇者のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)を筆頭に、五輪プレシーズンのリンク上でスター選手が争うことになる。2018年の平昌冬季五輪開幕まで1年半を切り、スケーターたちは、6戦が行われるGPシリーズと3月にフィンランド・ヘルシンキ(Helsinki)で開催される世界フィギュアで五輪出場へ向けた準備を進めることになる。GPシリーズでは、各選手がそれぞれ2大会に出場してポイントを競い、上位6選手が12月8日から11日にかけてフランス・マルセイユ(Marseille)を舞台に行われる、GPファイナルへの出場が認められる。
開幕戦のスケート・アメリカには、男子では中国の金博洋(Boyang Jin、ジン・ボーヤン)や18歳の宇野昌磨(Shoma Uno)ら若手が出場。一方女子では26歳の浅田真央(Mao Asada)や25歳のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner、米国)らベテラン選手が顔をそろえる。
18歳の宇野は昨年のGPファイナルで3位に入り、今月行われたシーズン前のジャパンオープン(Japan Open 2016)で2度の世界王者に輝いたハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)より高い得点をたたき出している。19歳の金も、昨季の世界フィギュアで銅メダルを獲得している。
一方、今月初めに出場した大会で史上初の4回転ループを決めた羽生は、28日から30日にわたって行われるスケート・カナダ(Skate Canada International 2016)と11月に日本で開催されるNHK杯(NHK Trophy 2016)にエントリーしている。また、羽生のトレーニングパートナーでもある25歳のフェルナンデスは、来月4日から6日に行われるロシア杯(Rostelecom Cup 2016)でシーズンを開幕し、その1週間後のフランス杯(Trophee de France 2016)に出場を予定している。
一方、過去に3度の世界チャンピオンに輝いたソチ冬季五輪銀メダリストのパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)は、スケート・カナダで演技を披露することになっている。