【10月20日 AFP】フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領とドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は20日、ロシアがシリア・アレッポ(Aleppo)で行っている空爆をめぐり、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を非難し、ロシアに対する制裁を排除しない考えを明らかにした。

 オランド大統領は独ベルリン(Berlin)で行われた3者会談の後、「現在アレッポで起きていることは戦争犯罪だ。われわれの要求の1つはシリア政府軍とその後ろ盾(であるロシア)が行っている空爆をやめることだ」と語った。

 一方、メルケル首相は、シリア第2の都市であるアレッポでの空爆は「非人道的で残忍」と非難した。

 オランド大統領とメルケル首相は、ロシアに対する制裁を排除することはできないと警告した。この会談の数時間後には、欧州連合(EU)の首脳会議でシリア情勢におけるロシアの役割について議論される予定。

 オランド大統領は記者会見で「脅威になり得るあらゆる手段が有効だ」と述べ、メルケル首相は「制裁のオプションは排除できない」と付け加えた。(c)AFP