【10月20日 AFP】16MLBは19日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)がトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)に3-0で勝利し、対戦成績を4勝1敗としてワールドシリーズ進出を決めた。

 インディアンスは25日に開幕するワールドシリーズで、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)とロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の勝者と激突する。

 カルロス・サンタナ(Carlos Santana)とココ・クリスプ(Coco Crisp)のソロ本塁打などで白星をつかんだインディアンスは、1948年以来のワールドシリーズ制覇を目指す。チームは同年以来、1954年、1995年、そして1997年のワールドシリーズに進出しているものの、いずれも敗北を喫している。

 インディアンスは、先発ライアン・メリット(Ryan Merritt)が4回3分の1を投げてブルージェイズ打線を2安打に封じ、自身のポストシーズンデビューを飾った。大リーグで通算5試合目、2度目の先発登板となった新人左腕は、3回までは打者9人をわずか31球で手玉に取るなど、3奪三振無四球でマウンドを降りた。一方、ブルージェイズの先発マルコ・エストラーダ(Marco Estrada)は6回を投げ、本塁打2本を含む5安打3失点の内容だった。

 インディアンスは初回、フランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)が単打を放ち出塁すると、つづくマイク・ナポリ(Mike Napoli)の二塁打の処理をブルージェイズの左翼手エセキエル・カレーラ(Ezequiel Carrera)がもたつく間に先制した。3回には、サンタナが今プレーオフ2本目となる本塁打をたたき込むと、4回2死にはクリスプも今ポストシーズン2本目の本塁打を右翼席へ運んだ。

 試合を制したインディアンスは、球団史上初めてワールドシリーズの開幕戦を本拠地で迎えることが決定している。(c)AFP