メキシコの空港で470億円相当の債券押収 米から輸送、当局が調査
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【10月19日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)近郊の空港で、米国からメキシコの企業に配送される途中だった4億5000万ドル(約467億円)相当の債券が押収された。当局が18日、明らかにした。
巨額の債券が見つかったのはトルカ(Toluca)空港。小包配達サービスを使って送られていた。
税関当局のリカルド・トレビノ(Ricardo Trevino)氏は地元ラジオ局に対し、債券の送り先について「世界規模で展開している」メキシコ企業だとしつつも、具体的な名前は明かさなかった。発送に関与した男性も特定しているという。
包みに入れられていた債券はX線装置で探知された。「どの銀行でも現金化できるもの」(同氏)という。
当局は債券が合法的な活動に由来するかどうかを調べる方針だ。トレビノ氏は脱税絡みの可能性もあるとし、犯罪行為の疑いがあれば捜査が行われると述べている。(c)AFP