ハニートラップ? オランダの駐中国大使、女性職員と情事で停職
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【10月18日 AFP】オランダのロン・ケラー(Ron Keller)駐中国大使(58)が告発を受けて職務停止処分を受けたことが17日分かった。同大使をめぐっては、中国人の女性大使館職員と情事に及んだと報じられていた。
ケラー氏はトルコ、ロシア、ウクライナの大使などを歴任してきた。オランダ外務省の報道官はAFPの取材に電子メールで答え、「調査が行われている間」同氏の職務を停止していることを認めた。
報道官は「告発に適切に対処するため、現時点では調査についてこれ以上コメントできない」と述べ、同氏をめぐる疑惑の内容については明らかにしなかった。
この疑惑をスクープしたオランダの大衆紙テレグラフ(De Telegraaf)によると、ケラー大使は北京(Beijing)のオランダ大使館に勤務する中国人女性と性的関係を持っていた。同紙は「2人は裸の写真を交換し、警備員に守られた立派な公邸で何度か密会した」と伝えている。
日刊紙フォルクスクラント(De Volkskrant)は、この女性職員には中国政府が給与を支払っていると指摘。そのため大使は「脅迫される恐れ」に身をさらしたと報じている。
ケラー氏は現在、本国に戻っている。(c)AFP