「死刑執行人」のホプキンス、12月の試合で現役引退へ
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【10月18日 AFP】ボクシングの元世界王者バーナード・ホプキンス(Bernard Hopkins、米国)が17日、12月に行われるジョー・スミス(Joe Smith、米国)戦を引退試合と位置付け、28年間のキャリアに幕を閉じる計画であると発表した。
世界ミドル級とライトヘビー級で複数の統一王座を保持していた51歳のホプキンスは、12月17日に米ロサンゼルス(Los Angeles)のフォーラム(The Forum)で通算65回目にして現役最後となるリングに上ることになった。「死刑執行人(The Executioner)」の異名を持つホプキンス(55勝7敗2分け、32KO)は、スミス(22勝1敗、18KO)との試合で通算戦績の更新を目指す。
ホプキンスは自身がプロデビューした約3か月後の1989年に生まれたスミスとの対戦について、「大勢が私の年齢や、ボクシングでのこれまでの戦績、そしてタイトルなどに注目するだろうが、私が集中することは一つだけ。それは、ジョー・スミスをノックアウトすることだ」とコメントした。
その素晴らしいキャリアのなかで、オスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏を筆頭に、フェリックス・トリニダード(Felix Trinidad)氏やジョー・カルザゲ(Joe Calzaghe)氏など同年代のビッグネームと戦いを繰り広げてきたホプキンスは、2014年11月に行われたWBA・IBF・WBO世界ライトヘビー級王座統一戦でセルゲイ・コバレフ(Sergey Kovalev、ロシア)に判定負けを喫して以降、試合から遠ざかっている。
対する27歳のスミスは、2009年にデビューして以降、ここまで1試合しか負けていない。(c)AFP