米共和党の事務所に放火 トランプ氏「ヒラリーらの仕業」
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【10月17日 AFP】米ノースカロライナ(North Carolina)州ヒルズボロー(Hillsborough)で16日夜、共和党の事務所に火炎瓶が投げ込まれて放火される事件があり、警察が捜査に乗り出した。隣の建物には「ナチス(Nazi)の共和党は出ていけ」とスプレーで書かれた言葉が残されていたという。
地元当局によると、襲撃されたのはヒルズボローがあるオレンジ郡(Orange County)の共和党本部事務所。けが人はなかった。
ノースカロライナ州の共和党幹部は、今回の襲撃を「政治的なテロリズムだ」と非難した。
共和党が公開した写真には、事務所の壁や家具が黒焦げになり、同党の大統領候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を含む候補者の名前が記された選挙用のカラフルな掲示物が溶けたり、たわんだりしている様子が写っている。
犯人は事務所の正面窓から火炎瓶を投げ入れ、隣の事業所にはスプレーで「ナチスの共和党は出ていけ。さもなければひどい目に遭うぞ」と書かれていた。
事件を受けてトランプ氏は「(民主党の大統領候補)ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)と民主党を代表する動物たちの仕業だ。われわれが勝っているからだ」とツイッター(Twitter)に投稿した。
一方のクリントン氏は同じくツイッターで「恐ろしく、受け入れられない」と事件を強く非難。「誰もが無事だったことに感謝する」と続けた。(c)AFP