アマゾン、食品事業拡大で実店舗展開か 米紙報道
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【10月12日 AFP】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は、食品事業を拡大する目的で、利用者が牛乳や野菜などの生鮮食品を実店舗から直接購入できるサービスを計画していると米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)が11日、伝えた。
同紙が匿名の関係者の話として伝えたところでは、アマゾンは実店舗の設置により、会員制の食品宅配サービス「フレッシュ」を増強したい考えだという。
AFPの取材に対し、アマゾンの報道担当者は、「噂や憶測についてはコメントできない」と回答している。
同紙によると、アマゾンは、生鮮食品を取り扱う小規模店舗を開く計画とされ、利用者はスマートフォンやタッチスクリーン端末などを使って注文を行い、缶詰めなどの日持ちする商品の同日配送を依頼できるようになるという。
アマゾンはまた、注文した商品を利用者の車まで届けるドライブスルーのサービスも検討しており、引渡しのプロセスを迅速化するためにナンバープレートの自動認識システムの開発にも取り組んでいるとされる。
同社は生鮮食品通販アマゾン・フレッシュのサービスを、同社拠点の米シアトル(Seattle)で6年近く試験的に提供。2013年に米国内の他都市と英ロンドン(London)に拡大した。(c)AFP