南スーダン首都近郊で車両襲撃、21人死亡 反政府勢力の犯行か
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【10月11日 AFP】南スーダンの警察当局は10日、首都ジュバ(Juba)近くの道路で週末に反政府勢力が待ち伏せ攻撃を仕掛け、21人が死亡したと明らかにした。国連(UN)は同国で暴力行為が急増していると警鐘を鳴らしている。
警察の報道官によれば、北部での紛争から逃れてきた集団を乗せたトラックが首都ジュバと南部の都市イェイ(Yei)の間を移動していたところ、待ち伏せ攻撃に遭った。集団の大半は女性と子どもで、負傷者も20人に上った。
地元メディアによると政府は、リヤク・マシャール(Riek Machar)前第1副大統領を支持する反政府勢力が襲撃したと主張している。マシャール氏は7月にジュバで政府軍と反政府勢力の戦闘が再発した後、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)に逃れた。
南スーダンの警察当局によると、10日にもジュバとウガンダの首都カンパラ(Kampala)を結ぶ道路を走行していたバス3台が銃で武装した正体不明の男らに襲撃された。ウガンダの警察の報道官は襲撃の事実を認めた上で、一部の乗客が拉致されたと説明した。死者は確認できていないとしている。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は先月、イェイでは政府軍が包囲したため約10万人が域内に閉じ込められていると明らかにしていた。(c)AFP