中国アリババ、スピルバーグ監督の映画会社に出資 共同制作へ
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【10月10日 AFP】中国のインターネット通販大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)創業者のジャック・マー(Jack Ma)氏が、米映画監督スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏と共同で映画の制作・配給を行うことが、双方の発表で明らかになった。米ハリウッド(Hollywood)では最近、中国企業との大型提携が相次いでいる。
アリババ・グループ傘下の映画制作会社、アリババ影業集団(アリババ・ピクチャーズ、Alibaba Pictures)によると、同社はスピルバーグ監督の映画制作会社、アンブリン・パートナーズ(Amblin Partners)の株式を少額取得した。今後、中国だけでなく世界各国に向けた映画で共同出資、共同制作を行っていくという。
アリババ・ピクチャーズはアンブリンの取締役会にも加わる。アリババの出資額は公表されていない。
アンブリン・パートナーズは傘下に米ドリームワークス(DreamWorks)などを抱える。アリババの声明によれば、9日に中国・北京(Beijing)で記者会見したスピルバーグ監督は、アリババとの提携によって「中国をもっと米国に、米国をもっと中国に引き付ける」ことが可能になると述べた。(c)AFP