【10月10日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は9日、各地で行われ、グループGのイタリアはチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が後半ロスタイムに決勝点を決め、3-2でマケドニアから逆転勝利を収めた。

 前節スペイン戦は、終盤のPKで勝ち点1を拾ったイタリアは、この試合でもFIFAランキング146位のチームを相手に、屈辱的な敗戦を喫する寸前にまで追い詰められた。

 前半24分にアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)のゴールで先制したイタリアだが、後半12分、前半にもクロスバーを直撃するシュートを打たれていたイリヤ・ネストロフスキ(Ilija Nestorokvski)にマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)のバックパスがさらわれると、そのままゴールを許して同点に追いつかれた。

 さらにその2分後には、ゴラン・パンデフ(Goran Pandev)とネストロフスキのうまい崩しから、最後はフェルハン・ハサニ(Ferhan Hasani)にゴールを許し、マケドニアに逆転を許した。

 それでもイタリアは後半30分、ヴェッラッティ、アントニオ・カンドレーバ(Antonio Candreva)とつながったボールをインモービレが流し込んで2-2の同点に追い付くと、迎えた同ロスタイム、またしてもカンドレーバのクロスをインモービレが頭で押し込み、逆転に成功した。

 インモービレは試合後、「後半の僕らは弱腰で、相手に主導権を渡してしまった。代表のレベルでは、何かを手放すことがあってはならない。もっと隙を見せずにプレーしなくちゃいけなかった」とコメントした。

 それでもイタリアは、これでスペインと得失点差のグループ2位に浮上した。スペインは同日、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)とノリート(Manuel Agudo Duran "Nolito")のゴールでアルバニアを2-0で下している。(c)AFP/Dave JAMES