ゴフィンとキリオスが決勝進出でツアー初対決へ、ジャパンオープン
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【10月9日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2016)は8日、シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と第6シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が、それぞれ決勝進出を決めた。
キリオスはこの日、強力なフォアハンドを立て続けにさく裂させ、第2シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を6-4、6-4で撃破。世界ランク14位のゴフィンも、第4シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を7-5、6-4のストレートで退けた。
決勝で顔を合わせることが決まったキリオスとゴフィンは、ツアーレベルでは初対戦となる。
ゴフィンは落ち着いた様子で「自分にはこのような大会を優勝するだけの実力がある。ニックは素晴らしいサーブと強力なフォアハンドを持っている。彼(キリオス)はとても創造的で、何をしてくるか想像できない。攻撃的なテニスで相手を走らせたい」とコメント。
対するキリオスは、決勝を「ただのテニスの試合に過ぎない」としたうえで、「ほかの試合と同じように臨む。楽しむことを心がけ、あとはどうなるか見てみよう」と述べた。
チリッチ相手に安定したテニスを披露したゴフィンは、深いリターンでプレッシャーを与え、ネットに出れないようにすると、ラリー戦ではチリッチのミスを誘発した。戦略も奏功し、第2セットに入るとチリッチは立て続けにミスを犯すなど、足も止まり始め、目に見えて調子を落とした。
ゴフィンは試合後、「第2セットでは、チリッチが少し疲れて見えた。とにかく深いボールをセンターに打って、ポイントが取れるようになったし、彼(チリッチ)にもミスがあった」と振り返った。
あらゆる手段でゴフィンを崩そうと試みたチリッチだったが、ゴフィンは最後まで安定したテニスをキープした。敗れたチリッチは、「相手を仕留めるショットが良くなかった。多すぎたわけではないが、少しミスがあった。こういう試合では、少しの差が勝敗を分ける」と語った。(c)AFP