ドゥテルテ大統領、CIAを挑発「失脚させたければやってみろ」
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【10月8日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は7日、就任100日目を記念するスピーチで、米中央情報局(CIA)を挑発し「失脚させたければやってみろ」と述べた。また自らが率いる「麻薬撲滅戦争」を批判する欧米の人々を「動物」と呼び、麻薬取引関連の犯罪者をさらに殺害していくと宣言した。
ドゥテルテ大統領は地元の南部ダバオ(Davao)で行った演説で「私を失脚させたいか?CIAを使いたいか?やってみろ」と述べた他、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領をはじめとする批判者たちをののしった。
ドゥテルテ大統領は9月、CIAによる自身の暗殺計画があったと非難したが、詳細については語っていない。
ドゥテルテ氏は7日にも、フェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領を失脚させた1986年の「人民革命(People Power Revolution)」を引き合いに出してドゥテルテ氏に警鐘を鳴らした現地紙のコラムニストに言及し「勝手にやればいい。好きにしろ」、「私が失脚? (そうなれば)それも運命だ。運命にはさまざまなことが付き物だ。私が死ぬなら、それも運命だ。大統領とは暗殺されるものだ」などと述べた。
公式統計によると、6月30日のドゥテルテ氏の大統領就任以来、警察により1523人が殺害された他、状況不明の状態で1838人が死亡している。(c)AFP