【10月5日 AFP】ブラジル北東部の小さな町カリウス(Carius)の新町長に選出されたジョゼ・フェルナンデス・フェレイラ(Jose Fernandes Ferreira)氏は、若さを失ったことを今回ほど喜んだことはなかっただろう。

 2日の統一地方選挙で中道右派のブラジル社会民主党(PSDB)から立候補したフェレイラ氏は5811票を獲得した。しかし少数政党PMBの候補者アントニオ・バウデニゾ・ダコスタ(Antonio Valdenizo da Costa)氏も全く同じ得票数だった。

 ブラジルの公職選挙法110条では、得票数が同じ場合、年齢が上の候補者が当選すると定められている。フェレイラ氏は46歳、ダコスタ氏は41歳。フェレイラ氏が勝利した。

 得票数が同じ場合に年齢で当選者を決定する方式はブラジル以外でも採用されており、フランスにも同様のルールがある。一方、米国や英国などでは、くじで当選者を決めている。(c)AFP