【10月4日 AFP】コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領は3日、左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍(FARC)」との和平合意が国民投票で否決されたことを受け、FARCとの新たな対話を始めると発表した。

 サントス大統領はテレビ演説で、辞意を表明していた政府側の首席交渉官ウンベルト・デ・ラ・カレ(Humberto de la Calle)元副大統領に対して「合意の達成、ならびにFARCとの戦闘終結という国民全ての夢の実現に必要なあらゆる問題に対処する協議を、できるだけ早く開始する」よう指示したと明らかにした。

 半世紀に及ぶ武力紛争に終止符を打つ和平合意の是非を問う2日の国民投票では、反対が小差で賛成を上回り、合意が承認されなかった。(c)AFP