クロップ監督「止まっていた」チームに激怒、リバプールは逆転勝利も不満爆発
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【10月2日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは1日、第7節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は、スウォンジー・シティ(Swansea City)に2-1で逆転勝利したが、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は前半の内容に怒りをあらわにした。
リバプールはイングランド代表アダム・ララーナ(Adam Lallana)とクロアチア代表デヤン・ロブレン(Dejan Lovren)が負傷交代したものの、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を暫定ながら2に縮めた。しかし、クロップ監督が気にしていたのはチームの低調なプレーの方で、前半の内容に不満を爆発させていた。
試合後の記者会見で「ものすごく怒っている」と話したクロップ監督は、「私は49歳で、これまで何度も負けてきたし、残念ながらこれからも負けるだろうが、今日に限ってはその理屈は認められない。今日は負けても仕方がない日ではなかった。前半はもっと良いプレーができたはずだ」と語った。
「ハーフタイムではみんなが怒っていた。自分たち自身にね。だから、もっとやれるところを見せて、何をしにここへ来たのかを示さなくてはならないと伝えた。前半は試合を見に来ているかのようだったが、私は試合に勝ちに来たんだというところを見せてほしかった」
リバプールは前半8分、緩慢な守備を見せてしまい、下位に低迷するスウォンジーのレロイ・フェル(Leroy Fer)に先制点を献上したが、後半9分にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の得点で追いつくと、最後はジェームス・ミルナー(James Milner)が決勝のPKを決めて勝ち点3をもぎ取った。
クロップ監督は「ひどい試合の入りだった。試合に臨む準備ができていなかったし、それができなかったのは私の責任だ。スウォンジーが良かったのは間違いない。われわれはあまりにも止まりすぎていた。動きが何もなかった」と述べている。
「相手がどういう準備をしているのかはわかっていた。シティ戦と同じような形で来ることをね。それでも難しかった。カウンターやプレスの場面でコンパクトさが足りなかった。失点後もすぐには改善せず、良くなったのはしばらくしてからだった」
それでもクロップ監督は、米国の元テニス選手、ブラッド・ギルバート(Brad Gilbert)氏が言うところの「泥臭く勝つ」ことの価値を説き、「どんなときも大切なのは勝つことだ。たとえ素晴らしい内容じゃなかったとしてもね」と話した。
「今季、われわれが素晴らしい試合を披露したのは数えられるほどしかない。つまりはそういうことだ。指を10本折るところまで行ければそれは立派だが、私はまだ2、3本しか折っていない。だからこそ、後半に立て直したことがとても重要なんだ」
「こういうひどい内容の試合になるとは思っていなかった。練習を見る限り、こんなひどい試合になるとは思えなかった。要するに、われわれはまだ学んでいる最中だということだ」
(c)AFP/Rob STEWART