【10月1日 AFP】米コミックシリーズ「ワンダーウーマン(Wonder Woman)」の作者が、ヒロインのワンダーウーマンはバイセクシュアル(両性愛者)であることを認め、長年の論争に終止符を打った。

 女戦士だけが住む島に生まれたアマゾン族の王女であるワンダーウーマンの性的指向については、以前からさまざまな憶測が飛び交っていた。

 ワンダーウーマンは、島に流れ着いた男性とロマンチックな関係になるが、長年に及ぶ物語の展開の中ではっきりとは語られていないものの、女性とも恋に落ちた経験があることが示唆されている。

 ワンダーウーマンの出版75周年を記念した「リバース(Rebirth)」シリーズのために今年、DCコミック(DC Comics)に復帰した漫画作家で小説家のグレッグ・ルカ(Greg Rucka)氏は、コミック本のウェブサイトComicosityのインタビューで、ワンダーウーマンは「クィア(queer)だ」と述べている。

 クィアにはいくつもの語義があるが、この言葉についてインタビュアーは、「ロマンチックまたは性的な関心を抱く対象が同性の人物のみとは必ずしも限らないが、その可能性を含む」と定義している。(c)AFP