【10月1日 AFP】ラグビー、イングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、11月のテストマッチに向けて新たなタックル技術を取り入れるために、柔道の専門家を招へいする意向を示した。

 イングランド代表指揮官に就任して以降、短期間でシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)で全勝優勝(グランドスラム)を成し遂げ、母国オーストラリアにも3連勝を記録した56歳のジョーンズHCは、日本伝統の格闘技である柔道がラグビーに役立つと確信している。

 英西部ウェストミッドランド(West Midlands)のウォルバーハンプトン(Wolverhampton)にある柔道の練習場を訪れたジョーンズHCは、柔道の元世界女王であるケイト・ホーウェイ(Kate Howey)氏と面会して大きな影響を受けた。

 ジョーンズ氏は30日、南アフリカをはじめ、フィジー、アルゼンチン、そしてオーストラリアとの11月のテストマッチに招集するメンバー発表すると、「英ブライトン(Brighton)のトレーニング合宿には、数人の柔道家も帯同することになる。オーストラリアへの遠征で学んだことの一つは、タックル時の組み合いの練習をする必要があることだ。故に、柔道のコーチを招へいすることにした」と明かした。(c)AFP