【9月29日 AFP】欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会(European Commission)は28日、ギリシャに滞留している残りの難民資格者3万人について、域内のその他の国々に来年末までに移動させたいとの意向を示した。

 EU各国は昨年9月、ギリシャやイタリアの移民ら16万人を加盟国で分担して受け入れる計画で合意。しかし、これまでに実行されたのはわずか5651人にとどまっている。

 欧州委員会は移民対策に関して「重要な進展がみられた」と主張しているが、受け入れ計画の達成に向けた道のりは長そうだ。(c)AFP