【9月27日 AFP】仏パリ(Paris)初の屋外ヌーディストエリアが来年夏にも誕生する見通しとなった。地元議会が26日、設置提案を承認した。候補地には市西部に広がるブローニュの森(Bois de Boulogne)などが浮上している。フランスは既にヌーディストにとって最も人気の高い旅の目的地だが、首都でも裸で余暇を楽しめることになりそうだ。

 パリ議会が同日遅くに賛成多数で承認した提案は、環境保護活動家らが出していたもの。議会で環境保護活動家グループの共同議長を務めるダビッド・ベリアール(David Belliard)氏は「ヌーディズムの人気が高まっているのに、パリにはそれを実践できる場所が今のところどこにもない」と現状を説明する。

 同氏によれば、ヌーディズムを実践するフランス人は200万人に上る。欧州ではすでにバルセロナ(Barcelona)やベルリン(Berlin)、ミュンヘン(Munich)など幾つかの都市でヌーディストエリアが設置されている。

 パリのブルーノ・ジュリアール(Bruno Julliard)副市長は、フランスには100か所を超えるヌーディストビーチと多数の行楽地があり、ヌーディストにとって最も人気の高い旅の目的地になっていると指摘。その上で、ヌーディストエリアの設置場所は市西部のブローニュの森か、市東部のバンセンヌの森(Bois de Vincennes)のいずれかになるとの見通しを示した。(c)AFP