クリントン、トランプ両氏、初の直接対決で火花 米大統領選
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【9月27日 AFP】(更新、写真追加)米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官(68)と共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)が26日、テレビ討論会で初めて直接対決し、数千万人の視聴者の前で強気な姿勢をいずれも譲らず、積極的に持論を展開した。
クリントン氏は、トランプ氏は「非常に恵まれた」生い立ちだと述べ、「大統領の極めて大きな責任を担えるのは誰なのか」という観点から自分たちを判断してほしいと有権者に呼び掛けた。
一方のトランプ氏はこの日、赤い「勝負ネクタイ」ではなく政治家らしい青いネクタイを着用して抑制を利かせた様子で米国の雇用はメキシコや中国に奪われていると述べるなど、大統領選で勝ち残る見込みは低いと思われていた同氏を快進撃に導いた主張を繰り返した。
トランプ氏は「私たちは貿易協定を再交渉しなければならない。これらの国々が米国の企業、米国の雇用を盗むのを阻止しなければならない」と述べ、過去数十年間にわたってクリントン氏は米国の一般市民の生活を向上させてこなかったと主張した。
今回の討論会は、クリントン氏が米国初の女性大統領になるのか、トランプ氏が米政治史最大の番狂わせで勝利するのかを決める極めて重要な機会になる可能性がある。
討論会はニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)から車でわずか60分のロングアイランド(Long Island)にあるホフストラ大学(Hofstra University)で行われ、米NBCテレビ「ナイトリー・ニュース(Nightly News)」のアンカー、レスター・ホルト(Lester Holt)氏が司会を務めた。