【9月27日 AFP】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney Company)が、短文投稿サイトを運営する米ツイッター(Twitter)買収の可能性を検討していることが分かった。ブルームバーグ(Bloomberg)が26日、関係筋の話として報じた。

 先週末には、ツイッターが身売りを模索していると報じられ、同社の株価が急上昇していた。26日にはブルームバーグの報道を受け、ツイッター株はさらに約1%の伸びを示した。

 ツイッターの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏はディズニーの取締役も兼任している。ディズニーへの身売りは、自社プラットフォームでの動画ライブストリーミングサービス拡大を目指すツイッターの戦略に貢献する可能性がある。

 ツイッター売却先の有力候補とされるのは、グーグル(Google)と顧客情報管理(CRM)大手セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)の2社。この他、マイクロソフト(Microsoft)や通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)も名前が挙がっている。

 ITニュースサイトのリコード(Recode)は、ツイッターが最高で300億ドル(約3兆円)での売却を目指していると伝えており、入札企業の数は限られる可能性がある。(c)AFP