バス運転手を傘で刺す、玉突き事故招いた乗客の男を拘束 トルコ
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【9月24日 AFP】トルコの最大都市イスタンブール(Istanbul)で23日、バスの運転手を傘で襲い、大規模な玉突き事故および交通の混乱を招いたとして、乗客の男が警察に拘束された。現地メディアが報じた。
地元の交通当局によれば、運転手が襲われると、公道の専用レーンを走っていたバスはコントロールを失い、通勤者の車が並ぶ列に突っ込んだ。バスは車3台に乗り上げて大きな被害を与え、通勤ラッシュのピーク時間に主要な幹線道路が通行止めとなった。
トルコのテレビ局が放送した映像には、バスの乗客の1人が運転手と口論した後、運転手に向けて傘を振り回す様子が捉えられている。背後から刺されたとみられる運転手はシートから転げ落ち、バスは反対車線に突っ込んだ。
国営アナトリア(Anadolu)通信によると、拘束された男(35)は現在警察の取り調べを受けているという。
イスタンブールでは最近、今回の交通トラブルのような運転手や乗客による暴力行為が相次いで発生しており、テレビで頻繁に報じられている。(c)AFP