【9月23日 AFP】ポーランドの私設動物園で22日、希少種ホワイトタイガーの赤ちゃんが3頭誕生した。この動物園では、同じく希少種のホワイトライオンの赤ちゃん4頭が数日前に生まれたばかり。

 ホワイトライオン4頭が生まれたのは18日。両親のアジラとサヒムには、すでに8頭の子どもがいるため、さらなる大家族となった。

 ポーランド中部の村ボリシェフ(Boryszew)にある私設動物園の所有者、アンジェイ・パビフ(Andrzej Pabich)さんは、同園で飼育されているホワイトライオンについて「われわれは、地球上に生息する個体数を15%引き上げた」とコメント。「選択のプロセスは、多大な作業だ。これほど多くの子どもを誕生させるためには、適切な餌を選択し、適切な環境を構築する必要がある」とAFPの取材に語った。

 ホワイトライオンとホワイトタイガーは、どちらも超希少種で、世界中でわずか数百頭を数えるのみとなっている。体色が白の外観は劣性遺伝子によるもので、アルビノ(先天性色素欠乏症)ではない。(c)AFP