【9月20日 AFP】米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)の空港で先週、朝鮮語しか話さない男性が飛び降り自殺を図ろうとしていたところ、駆けつけた警官らがスマートフォンの翻訳アプリを使って説得し、無事救出していたことが分かった。

 19日の警察発表によると、通報を受けた警官らが駆けつけた際、この男性は空港にある立体駐車場の4階の梁(はり)に乗っていた。警官らは取り乱した男性に話しかけようとしたが、男性は朝鮮語しか話さなかった。

 そこで、警官らは即座にスマートフォンの翻訳アプリを使い、男性に近づいてスマホを見るよう呼び掛けた。「マイケル・ディア(Michael Dear)巡査が、スマートフォンの翻訳アプリを見るよう、男性に差し出して説得したところへ、素早くバート・カストロ(Bart Castro)巡査とダニエル・クロッケル(Daniel Krockel)巡査が梁へ飛び移り、男性を確保した」という。男性は支援していた空港警察に無事引き渡され、後に治療のために精神科の治療施設へ搬送された。(c)