【9月20日 AFP】米国のニューヨーク(New York)とニュージャージー(New Jersey)両州で先週末に起きた連続爆破事件では19日、両州の数百万人もの住民に対し、容疑者の指名手配情報を知らせる速報メッセージが一斉送信された。

 通勤時間帯に送信されたこのメッセージは、「指名手配:アフマド・カーン・ラハミ(Ahmad Khan Rahami)容疑者、28歳の男。写真は報道で確認のこと。見掛けたら911に通報を」という内容だった。

 これは連邦緊急事態管理庁(FEMA)が管理している無線緊急警報(WEA)システムによるもので、通常は危険気象情報や子どもの行方不明事件に関する緊急情報提供に用いられる。報道によると、同システムが犯罪やテロの容疑者の捜索に使用されたのは今回が初めてだという。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、今回の警報は「電子版の指名手配ポスター」として活用されたと伝えた。(c)AFP