【9月18日 AFP】パキスタン北西部の部族地域で16日に起きたモスクへの自爆攻撃で、死者は36人に達した。地元当局が18日、明らかにした。死者には子ども8人が含まれているという。

 自爆攻撃があったのはアフガニスタンと国境を接するモフマンド(Mohmand)地区で、政府軍がイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の掃討作戦を続けている地域。

 モフマンド地区の管轄当局はAFPの取材に「死者36人、負傷者27人とした犠牲者リストをまとめた。死者には10歳未満の子どもが少なくとも8人含まれている」と語った。自爆攻撃が起きた時、モスク内で礼拝していた人々の一番後ろの列には子どもたちがいたため、多くの子どもたちが爆発に巻き込まれたという。

 この攻撃を受けて、モフマンド地区には外出禁止令が敷かれた。

 攻撃についてはTTPの分派組織「ジャマートゥル・アハラール(JuA)」が犯行声明を出した。2009年に地元自警団によってJuAメンバー13人が死亡、多数が逮捕された報復だとしている。(c)AFP