【9月19日 AFP】16-17スペイン1部リーグは18日、第4節の試合が行われ、首位のレアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とギャレス・ベイル(Gareth Bale)が不在ながらも、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)に2-0で勝利し、クラブ新記録となるリーグ戦16連勝を達成した。

 久々に先発出場したハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)は、前半終了間際に先制点を挙げ、与えられたチャンスを最大限に生かすと、後半にはカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が追加点を奪い、レアルが勝ち点3を確保した。

 レアルはこれで、2010-11シーズンのFCバルセロナ(FC Barcelona)がジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の下で樹立したリーグ戦の連勝最長記録に並び、ラス・パルマス(UD Las Palmas)とバルセロナに勝ち点3差の首位を守っている。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「ハメスとカリムの得点に限らず、彼らの全体としてのパフォーマンスに満足している」とコメント。「彼らには違いを作れるだけの才能がある。だけど最も重要なのは必死にプレーできるかどうかだ」

 今夏の移籍史上で退団がうわさされながらも、最終的に残留したハメスは、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)と対戦した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)で輝きを放ったことで、この日は133日ぶりに先発出場のチャンスを手にした。

 そして迎えた前半終了間際、ハメスはエスパニョールのパパ・ディオプ(Pape Diop)を股抜きでかわすと、左足から放たれたシュートはゴール右下に決まり、ジダン監督に存在をアピールした。

 後半に入ると試合の主導権を完全に握ったレアルは、ベンゼマが決定的な場面を作ったが、ゴール前での反転からのボレーと、 ペナルティーエリアの外から狙ったシュートは、レアルでもプレーしたエスパニョールのGKディエゴ・ロペス(Diego Lopez)の好セーブに阻まれた。

 それでもベンゼマは後半26分、この試合3度目となる決定的な得点チャンスを逃さず、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)のクロスに合わせてゴールを決めた。(c)AFP