【9月18日 AFP】フランスの防衛大手DCNSが建造したスコルペヌ(Scorpene)級潜水艦の機密情報が大量に流出した問題で、インド海軍の参謀長は17日、初期調査の結果として、情報の流出元がインドではなくフランスだったと発言した。

 先月豪紙にリークされた、2万2400ページに及ぶ機密文書には、DCNSがインド海軍から受注した潜水艦の戦闘能力が詳細にわたって記されていたとされる。

 DCNSは情報の流出元がインドである可能性を示唆したものの、インド政府によるハイレベルの初期調査の結果は、実際にはそうではなかったことをうかがわせている。

 インドPTI通信(Press Trust of India)によると、インド海軍のスニル・ランバ(Sunil Lanba)参謀長は17日、「今回の件に関する初期段階の調査では、流出元はインドではなく、フランスにあるDCNSのオフィスだったことが明らかになった」と述べた。

 その上で、「フランスではDCNSと同国政府が調査に乗り出した。われわれはその調査に基づいて、何をするべきか検討する」と付け加えた。(c)AFP