【9月18日 AFP】スリランカ南部のヒンズー教寺院で16日遅く、群衆が暴れる象から逃がれようとして将棋倒しになり、女性1人が死亡、十数人が負傷した。警察が17日発表した。

 警察関係者によると、象使いが2頭いた象を引き離そうとして鋭いフックで1頭を突いたところ、その象が痛みで逃げ出した。関係者はAFPの電話取材に対し、「象は誰にも危害を加えず、象使いから逃げようとしていたが、群衆はパニック状態になって走り出した」と語った。

 現場の寺院は同国最大都市コロンボ(Colombo)から100キロ南のラトゥナプラ(Ratnapura)にあり、毎年恒例の大祭が始まるのを前に大勢の信者が詰め掛けていた。

 死亡した女性は60歳で、死因は心臓発作だった。また、負傷者は軽傷を負い、病院に搬送されて手当てを受けた。(c)AFP