【9月17日 AFP】米国防総省は16日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を進める有志国連合軍がシリアで実施した空爆により、ISの「情報相」に相当する幹部が死亡したと発表した。

 同省のピーター・クック(Peter Cook)報道官は、「ドクター・ワイル」の通称でも知られるワイル・アディル・ハサン・サルマン・ファヤド(Wa'il Adil Hasan Salman al-Fayad)容疑者が、ISの事実上の首都であるシリア北部ラッカ(Raqa)で今月7日に行われた空爆で死亡したと発表。

 クック報道官によれば、拷問や処刑の場面を写したISのテロ・プロパガンダ動画の制作を指揮していたワイル容疑者は「ISIL(ISの別称)の最高幹部の一人」で、先月30日に同じく空爆で死亡したISの戦略責任者アブ・モハメド・アドナニ(Abu Mohamed al-Adnani)容疑者の側近だったという。(c)AFP