【9月16日 AFP】フランス各地で15日、 フランソワ・オランド(Francois Holland)大統領の社会党政権が進める労働法改革に抗議する大規模デモが行われ、一部が警官隊と衝突した。

 首都パリ(Paris)では、デモ隊との衝突で機動隊が催涙ガスや閃光発音筒を使用。デモ参加者4人、警官15人が負傷した。負傷した警官のうち2人は火炎瓶によるやけどだという。また西部ナント(Nantes)でもデモ隊が暴徒化し、警察が放水砲と催涙ガスで鎮圧に当たった。

 デモは少なくとも10都市で行われた。参加者数について当局は仏全土で7万8000人、うちパリでは1万3000人としているが、デモの主催者は仏全土で17万人、パリで4万人が参加したと発表した。

 仏政府の労働法改革をめぐっては、これまでも抗議行動が暴動に発展する事態が繰り返されている。(c)AFP