【9月15日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)準決勝のクロアチア戦に出場予定だった全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)セミファイナリストのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が14日、膝のけがを理由に欠場することが明らかになった。

 クロアチア・ザダル(Zadar)のホテルに到着した際に膝の状態が悪化していたことに気付いたという世界ランキング8位のモンフィスは、練習中に深刻な痛みを訴え引き揚げていた。

 フランスは既に、全米オープン準々決勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)戦で左膝の故障で途中棄権したジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)の欠場が決まっていた。

 ツォンガの代役には世界ランキング17位のリシャール・ガスケ(Richard Gasquet)が招集されており、同18位のリュカ・プイユ(Lucas Pouille)とともにシングルスに出場する予定となっている。

 ヤニック・ノア(Yannick Noah)監督は、フランステニス連盟(FFT)のウェブサイト上で、「われわれにとっては打撃だ」とコメントし、「今朝は(モンフィスに)オフを与えたが、14日の正午の時点で状態が良くなることはなかった。決断を出すために議論した結果、彼は欠場すべきだという結論にいたった」と説明した。

「リシャールとはかなり練習を積んできており、パリ(Paris)で行われたトレーニングでも追い込んだ。リシャールは準備ができている」

 フランスとクロアチアは2004年に1度仏メッツ(Metz)で対戦し、その時はフランスが4-1で勝利している。今回の勝者は11月に行われる決勝で連覇を目指す英国とアルゼンチンの勝者と激突する。(c)AFP