【9月14日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)に停泊中の世界最大の客船「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ(Harmony of the Seas)」で13日、避難訓練中に救命ボートが海に落下する事故があり、フィリピン人の乗組員(42)が死亡、4人が負傷した。同市当局が明らかにした。

 5人が乗っていた救命ボートは、客船上から10メートル下の海に落下。負傷したのはフィリピン人3人とインド人1人で、うち2人は重体だという。

 米フロリダ(Florida)州に本社を置くロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International)が運航する同船は、今年5月に就航したばかり。船体の幅は66メートルとクルーズ船としては史上最も広く、全長はパリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)の高さを50メートル上回る362メートル。(c)AFP/Thibault LE GRAND