【9月10日 AFP】米消費者製品安全委員会(CPSC)は9日、韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)のスマートフォンシリーズの最新機種「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」のユーザーに対して、スマートフォン兼タブレット、いわゆる「ファブレット」型の大画面が売りの同製品の使用を中止するよう呼び掛けた。

 米連邦航空局(FAA)はこれに先立つ8日、ギャラクシーノート7のバッテリーが爆発する恐れがあるため、機内に持ち込む際には電源を切るか、充電しないよう乗客に勧告した。FAAはさらに、航空機の貨物倉で出火するリスクを回避するため、同製品を受託手荷物として預けないよう呼び掛けている。

 一方、シンガポール航空(Singapore Airlines)は10日、ギャラクシーノート7のバッテリーが爆発した事例が相次いで報告されたことを受け、他社に続いて、機内での同製品の使用を全便で禁止する措置を声明で発表した。

 オーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)、ヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ(Abu Dhabi)を拠点とするエティハド航空(Etihad Airways)もこれまでに同様の措置を発表している。

 日本の国土交通省も、航空機内ではギャラクシーノート7の電源を切るか、充電しないよう乗客に周知するよう要請している。(c)AFP