デング熱で入院中の女性患者をレイプか、医師と病院職員逮捕 インド
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【9月10日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州の一流病院でデング熱の治療を受けていた女性患者(19)を性的に暴行した容疑で、医師1人と病院職員1人の計2人が逮捕された。警察当局が9日、発表した。
警察当局は被害者とされる女性から、先週末に薬を飲まされ2度にわたって性的暴行を受けたとの訴えを受け、グジャラート州のアポロ病院(Apollo Hospital)の2人を8日に逮捕した。女性は同病院の集中治療室に移されたが、法的な理由で身元は公表されていない。
ガンディナガル(Gandhinagar)の警察署長によれば、最初の診断書で性的暴行の事実が確認された。被害女性が容疑者2人を特定したという。
アポロ病院側は、警察の捜査には協力していると述べる一方で声明を発表し、事件が起きた病棟では14人の職員が24時間体制で勤務しており、監視カメラも設置されていると主張している。
インドの病院で患者が性的暴行を受けたとされる事件は今回が初めてではない。
今年2月には、インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州で性的暴行を受けた後に病院で手当てを受けていた10代の女性が、病院の警備員に性的暴行を受けたと訴える事件が起きている。
インド国家犯罪統計局(National Crime Records Bureau)の最新データによると、2015年に報告があった性的暴行事件は3万4000件を超えているが、届け出がされないケースも多く、実際の数字はこれよりはるかに多いとみられている。(c)AFP