【9月10日 AFP】2008年北京五輪の陸上女子4x100メートルリレーで、ドーピング違反によりロシアから剥奪された金メダルが9日、同レースで2位だったベルギーのオリビア・ボルレー(Olivia Borlee)、ハンナ・マリエン(Hanna Marien)、エロディ・ウエドラオゴ(Elodie Ouedraogo)、キム・ゲバールト(Kim Gevaert)の4人に授与された。

 サンプルの再検査で、ロシアのユリア・チェルモシャンスカヤ(Yulia Chermoshanskaya)の検体からスタノゾロール(stanozolol)とトゥリナボル(turinabol)の禁止薬物が検出されたため、国際オリンピック委員会(IOC)はロシア代表チームから金メダルを剥奪していた。

 金メダルに繰り上げられたベルギー代表のメダル授与式は、ブリュッセル(Brussels)で開催された今季のダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League)最終戦、メモリアル・ヴァンダム(Memorial Van Damme)で行われ、国際陸上連盟(IAAF)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長は「ベルギーのみなさん、おめでとう」と祝福していた。

 また、ナイジェリアが銀メダル、ブラジルが銅メダルに繰り上がっている。(c)AFP