強盗偽証のロクテに10か月の出場停止処分か、米報道
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【9月8日 AFP】競泳米国代表のライアン・ロクテ(Ryan Lochte)がリオデジャネイロ五輪の期間中に銃を突きつけられて強盗被害に遭ったと虚偽の証言をしていた問題で、10か月間の出場停止処分が科されたと、7日に同国の複数メディアが報じた。
米紙USAトゥデー(USA Today)は関係者からの情報として、32歳のロクテが2017年の半ばまで資格停止となり、来年ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)で開催される第17回世界水泳選手権(17th FINA World Championships)への出場も禁じられたと伝えている。
米国オリンピック委員会(USOC)の広報担当者はAFPの取材に対し、報道内容へのコメントを拒否しているが、同紙の記事は処分に関する声明が8日に発表されると伝えている。
さらに、今回の報道を最初に伝えた芸能サイトTMZ.comによれば、ロクテの共犯である3選手のそれぞれの処分期間は、最大で4か月間とされている。
五輪で通算12個のメダルを獲得しているロクテは、今回の行為により多くのスポンサー契約を失っている。五輪期間中に銃口をつきつけられて強盗に遭ったとうその申告をしたことで、ブラジル当局に訴追されているロクテだが、すでにその前には帰国していた。
今月予定されている人気リアリティー番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ(Dancing With The Stars)」への出演などで、失墜したイメージの回復を模索しているロクテは、先日テレビのインタビューで、「全責任は自分にある。自分が話を大きく誇張した。そんなことをしなければ、このような騒動にはなっていなかった」と自身の行為を謝罪していた。(c)AFP