【9月7日 AFP】(更新)フランスの首都パリ(Paris)のノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)そばで先週末、複数のガスボンベを積んだ不審な車が見つかっていたことが、捜査関係筋への取材により明らかになった。警察は6日、事件に関連し、イスラム過激思想とのつながりがある男女の身柄を拘束したという。

 警察筋によると、ノートルダム大聖堂近くで働くバー従業員が4日、後部座席にガスボンベが置かれたナンバープレートのない車が放置されていることに気付き、当局に通報した。後部座席のボンベは空だったが、トランクからガス入りボンベ5個が見つかった。車から起爆装置は見つからなかったという。

 これを受け、対テロ捜査班が捜査を開始。拘束された男女はいずれも、警察当局が察知していた人物だった。車の所有者で、過去にイスラム思想を広めていたことで当局に知られていた人物も一時拘束されたが、6日夜に釈放された。

 ノートルダム大聖堂はパリで最も人気の観光地の一つで、年間1300万人が訪れる。(c)AFP