【9月4日 AFP】(更新)バチカンのサンピエトロ広場(St. Peter's Square)で4日、マザー・テレサ(Mother Teresa)の列聖式が、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王によって執り行われ、マザー・テレサは聖人と認定された。

 信者ら10万人が参列した列聖式でフランシスコ法王はラテン語で「父と子と聖霊の御名において...福者テレサを聖人と認定することをここに宣言する。彼女は諸聖人と同位となり、同様に全教会の尊敬の対象となる」と述べた。

 法王はまた、マザー・テレサを「『聖テレサ』と呼ぶことに我々は違和感をおぼえるかもしれない」と話し、「彼女の高潔さはそれほどに我々に近く、それほどに情け深く、それほどに多くの実を結んだ。だから、我々はこれからも彼女を自然にマザー・テレサと呼び続けるだろう」と語った。

 インド・コルカタ(Kolkata)で貧しい人たちの救済に尽くしたマザー・テレサは1997年にコルカタで87歳で死去した。1979年にはノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞している。(c)AFP