難民の男、妻に生きたまま火付けようとして死亡 ドイツ中部
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【9月2日 AFP】ドイツ中部ヘッセン(Hessen)州のリューデスハイム(Ruedesheim)にある難民収容施設で1日、難民の男(45)が妻に生きたまま火を付けようとして火災が起き、男は死亡した。妻は重体で、施設も一部が焼けた。地元警察当局が発表した。
リューデスハイムはライン(Rhine)川沿いにある都市。死亡した男の国籍は明らかにされていないが、以前から警察に知られていた人物だった。
重体となった妻はヘリコプターで病院に搬送された。夫とはこれに先立ち隔離されていたという。
施設には14人が収容されており、火災でほかに2人が負傷した。
ドイツには昨年、およそ100万人に上る難民希望者が流入し、今年も30万人程度が到着する見通し。こうした大量の移民を収容するため、ドイツはホステルや体育館、兵舎などの活用を余儀なくされているが、過密状態が原因とみられる難民同士の衝突がしばしば起きている。(c)AFP