ラオニッチが2回戦敗退の波乱、全米オープン
このニュースをシェア
【9月1日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)は7-6(7-4)、5-7、5-7、1-6で米国のライアン・ハリソン(Ryan Harrison)に敗れ、大会から姿を消した。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)準優勝のラオニッチは、今大会の優勝候補の一人と目されていたが、エース18本、ウイナー69本を記録した一方で、62本の凡ミスも犯してランキング120位の相手に敗れ、今大会ここまでの男子シングルスでは最大の番狂わせを許してしまった。
ラオニッチは、試合が進むにつれて腰と腕の状態が悪化していったことを明かし、「第2セットの途中からけいれんが始まって、それが精神的に大きなストレスになった」と話した。試合終了後のラオニッチは、自分でバッグを運べないほどの状態だった。
一方のハリソンは、これで自身初となる四大大会(グランドスラム)の3回戦進出を果たした。ランキング10位以内の選手からの金星も、過去27回の挑戦でこれがわずか2回目となる。
「肉体的にはものすごくきついコート状況だった。アドレナリンでプレーしたよ。大きな勝利だ」と話した24歳のハリソンは、次戦、ベスト16入りをかけてマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES