トランプ氏の裸の像が競売に、売り上げの一部は移民擁護団体へ
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【9月1日 AFP】米カリフォルニア(California)州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)を拠点とする「ジュリアンズ・オークション(Julien's Auctions)」は8月31日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の裸の像をオークションにかけると発表した。オークションは10月22日に予定されており、落札予想価格は1万ドル(約100万円)~2万ドル(約200万円)の間という。
この像はカリフォルニア州を拠点とする無政府主義のアーテイスト団体「Indecline」の作品で、8月18日にハリウッド大通り(Hollywood Boulevard)に突如出現した。大きく突き出た腹の上で手をつなぎ、銘板のようなものに刻まれた文字には「度胸の無い帝王(The Emperor Has No Balls)」と書かれている。
同様の像はこの他ニューヨーク(New York)やシアトル(Seattle)など4都市に設置されたがいずれも押収されたり破壊されたりし、ハリウッド大通りのものは残された唯一の像だ。
トランプ氏は米国内の不法移民1100万人を強制送還すると公約し、反移民感情をあおっていると非難されているが、オークション会社によると売り上げの一部は移民擁護団体の「全米移民フォーラム(National Immigration Forum)」に寄付されるという。(c)AFP