北朝鮮、副首相を処刑 韓国当局者「反党・反革命を扇動」
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【8月31日 AFP】(更新)韓国統一省は31日、北朝鮮が金勇進(キム・ヨンジン、Kim Yong-Jin)副首相を処刑したと明らかにした。このほかに高官2人を再教育処分に付したという。
韓国統一省の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ、Jeong Joon-Hee)報道官は定例記者会見で「教育担当の副首相だった金勇進が処刑された」と述べた。同省の当局者が匿名を条件に明らかにしたところによると、金氏は「反党・反革命を扇動した」として7月に銃殺隊によって殺害されたという。
このほかに対韓国交渉の責任者、金英哲(キム・ヨンチョル、Kim Yong-Chol)統一戦線部長ら2人が再教育処分を受けた。
2011年に父親の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が死去した後、北朝鮮の最高指導者に就任した金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長はこれまで、権力固めを目的に高官多数の処刑や降格を行ってきたとみられている。2013年に12月は反逆罪や汚職の罪で叔父の張成沢(チャン・ソンテク、Jang Song-Thaek)氏を処刑している。
韓国紙の中央日報(Joongang Ilbo)は30日、北朝鮮で高官2人が処刑されたと報じていた。(c)AFP