中国航空エンジン集団発足、習主席「航空大国への布石」
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【8月29日 AFP】中国は資本金数千億円規模、10万人近い従業員を擁するジェットエンジン製造グループ「中国航空エンジン集団(AECC)」を先週末、正式に立ち上げた。
中国政府は、航空大国としての地位を確立し、ロールスロイス(Rolls Royce)や米ゼネラル・エレクトリック(GE)などと競合する道を探っている。
AECCの資本金は500億人民元(約7750億円)。これまでの報道によると、航空機メーカーの中国航空工業集団(中航工業、AVIC)をはじめとする国有企業各社の子会社を合併する予定だという。
国営新華社(Xinhua)通信によると、習近平(Xi Jinping)国家主席は、AECC設立は中国を航空大国の地位に押し上げ、軍の近代化を図る「布石」だと述べている。(c)AFP