シンガポールで初のジカウイルス国内感染者を確認
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【8月27日 AFP】シンガポール政府は27日、ジカウイルスに国内で感染した例を初めて確認したと発表した。同国ではこのほかに3人がジカウイルスに感染している可能性があり、検査結果を待っているという。
シンガポール政府によるとジカウイルスの感染が確認されたのは同国在住のマレーシア人女性(47)。シンガポールの保健省と国家環境庁は27日遅く合同で声明を発表し「感染した女性は最近ジカウイルス感染拡大地域に渡航しておらず、シンガポール国内で感染したものと思われる」としている。
声明によると、感染した女性は今月25日、発熱、発疹、結膜炎を発症し、27日に地元の病院でジカウイルス感染が確認された。女性は経過観察のため同病院に入院しており「現在は元気に回復しつつある」という。
保健省では現在、患者女性と接触があった人や同じ地域に居住または勤務し、発熱や発疹などの症状がある人の検査を行っている。
声明は、患者女性と同じ地域に住む一家のうち2人と、近隣で働く1人の計3人がジカウイルス感染確認のために受けた予備的な尿検査で陽性反応を示し、さらに詳しい検査の結果を待っていることも明らかにした。(c)AFP